ヒルクライム記録

練習内容やレースについてメモ的な感じで書いてます。

鳥坂峠・太良峠・愛宕山 タイム計測

10/29 鳥坂峠

6.57㎞

23分46秒 255w (52.4kg) KOM未遂(3位)

20秒ほど自己ベストタイムを更新したが、KOMまでは20秒足りなかった。

言い訳をすると、夕暮れ時だったので防寒具の分の軽量化ができなかった。前半、九十九折区間に入るまでずっと向かい風気味だった。あと、若干むくんでいて体重が重かった。これらの悪条件を取り除けば、KOMまでの20秒差を縮められただろうか?微妙なところではある。

飲み会翌日だったので少し無理があったかもしれないが、そこまで大きな影響はなかったと思う。

 

10/30 太良峠

7.07km(山梨市側) 

26分04秒 252w(51.8kg) KOM達成 

序盤3~4分はI先輩に前を引いてもらった。全体的なペース配分は良かった。終盤はシフトダウンしたいと思う瞬間が何度もあったが我慢した(ケイデンスが上がるとパワーを維持できないと思ったので。)低ケイデンスでも構わずに強引に踏んだのは正解だった。心肺が限界の時はこういう踏み方もあることに気づけて良かった。

人数が少ないセグメントだが、私にとってこの峠は、人生で初めて本格的なヒルクライムを経験した峠であり、かつ毎年タイム計測をしているため、特別である。

2018年10月にロードに乗り始めて1か月でここに登った時、きつすぎて何度も足をついたことを覚えている(その時のログを確認したら4回も足ついてたらしい。)その時に1時間近くかけて登頂したあの気分は、今となってはもう二度と味わえないと思う。

だから、4年後の10月になった今、ここのKOMを達成できたことは本当に感慨深い。最初53分かかって登り切った登りを、昨年は27分45秒で、今年はそれをさらに2分近く短縮して26分で登ることができた。ベタな言い方だがこの自己成長が素直に嬉しい。比較対象過去の自分、比較対象他人の両方を上回ることができて大満足である。

 

10/31 愛宕山

2.08km

5分48秒 300w(51.6kg) KOM達成

自己ベスト&KOM返り咲き。1番身近な山のKOMを取るor維持するのにどんだけ努力が要るんだよ。あと、10分以内の短距離セグメントアタックはマジで苦しい。

序盤は飛ばし目で入って後半は少しパワーが落ちたけど、別にペース配分はこれで問題ないと思う。序盤勢いで行かないとこの短いセグメントのベストタイムなんて出せないよ。終盤はマジで気合だったしフォームもぐちゃぐちゃだった。体が本能的に強度を下げようとしてくるのをわずかに残っている理性(意志)で振り切る。ラスト1分はまさにそんな感じ。シフトダウンしたくなったら強引にダンシングした。シフトダウンしたら間違いなくパワー落ちるので。

終わってから10分間は路肩に座り込んで立ち上がれなかった。久々に血の味がした。酸欠状態になって、いくら空気を吸っても足りなかった。通りかかったサイクリストのおじさんに「大丈夫ですか?」て声かけられてしまった笑 「全力で登りすぎて疲れただけです。すいません…」… 恥ずかしい。ご心配おかけしてほんとすみません。

しばらく休んでいたら今度はマジで咳が止まらなくなった。短めのセグメントアタック、どう考えても体に悪い。特に気管支と肺、そして心臓にも。KOMも取れたことだしもう二度と愛宕山はアタックしたくない。頼むからもう誰もKOMを更新しないでくれ。

 

総評

KOMを狙った3つの山のうち2つで成功した。失敗した鳥坂峠も自己ベストを更新することはできた。セグメントアタックはコンディション(風向き、気温、体重、体調など)の影響が大きく、自己ベストタイムを出すことは簡単ではない。だが、今回全てのセグメントアタックで自己ベストを出せた。それも僅差ではなく比較的余裕で。最近、Zwiftレースでは明らかに以前より強くなっていたが、実走ではそうでもないのではないかという不安が少なからずあった。今回のセグメント計測で、実走でも強くなっていることが示されたのではないかと思うので、ひとまず安心している。

昨年入賞した大島ヒルクライムに今年はエントリーしなかったことを後悔したくはないと思い、代わりにKOMチャレンジをしてみたが、大島に出る以上の満足感を得られた気がするので、これはこれで良かったのかなと思う。