ヒルクライム記録

練習内容やレースについてメモ的な感じで書いてます。

JBCF赤城山ヒルクライム2022 E3 レースレポート

自分の記憶用に、また、実業団などのヒルクライム大会に出ることを検討されている方向けに、忘れないうちに長々と書きました。

とは言いつつ、正直なところ、思いの丈がたくさんあって自己満足でここに吐き出したいだけでございます。

FTPのパワーウェイトレシオが5倍前後の人がヒルクライム大会に出たときにこんなことを感じますよーってな感じで参考にしていただけると幸いです。

 

○目標

E2昇格(E3で3位以内)

 

○結果

E3 4位

(オープン参加も入れると5位、JET総合は34位か?参加者人数は、E3のみでは31人、エリート全体では140人?でした。)

 

○コース

21.5㎞(計測開始地点からは20.7㎞)6.1%

序盤は斜度が緩く10㎞過ぎてから少し斜度が上がるコース。

 

○前日までの様子&当日のレース前

前日に監督の車で試走。思ったより斜度きつそうで安心。(斜度緩いの苦手なので。)

E3ゼッケンは601番より上、E2の番号(601,606,671)とオープン参加選手の番号(719)も把握しておいた。また他レースの戦績などから有力と思しき選手をマークしておいた。

 

レース当日、アップは固定ローラーで徐々に心拍上げてbpm170超まで。30分くらい。レース前5日間断っていたカフェインをアップ前に80㎎摂取。あとアミノ酸も。カフェイン断ち5日間からの当日摂取のおかげかは分からんけど、この日は心拍の反応はかなり良いほう。

スタート前に追加でカフェイン70㎎とアミノ酸のジェル。ボトルの中身はアミノ酸粉末を溶かした水約250ml。

今回は検車は重量のみでした。

 

○レース展開、レース中の所感

・スタート~10㎞

E1~E3+Fの混走。これほどの大集団でのレースは昨年10月のおんたけHC以来だったので、集団走行久々すぎてかなり神経使いました。あとセンターラインの割れ目も怖かったですね。

一回ローテが回ってきた時だけ先頭に。その時以外は、集団内のE3ゼッケンを常に確認しながら先頭から30人以内の位置をキープ。

・10㎞~

アウターローから突然シフトアップできなくなって焦る。インナーに落としたら変速きいてくれたので助かった。ワイヤーほつれてきてるのかもしれん。最近変速調整いくらやっても上手くいかなかったのはそのせいかも?

・11km~

少し呼吸がきつくなって位置取りを下げてしまった。ただ、先頭集団の人数が徐々に減っているおかげでエリート先頭がなんとなく視野に入っていたため、無理に前に出ようとせず集団のほぼ一番後ろでついていく。

・15㎞~

ペースアップがあり先頭集団から千切れた。きつすぎて周り見れていないせいで細かくは覚えてないけど、このタイミングで集団崩壊したと思う。

千切れる前に先頭集団内で周りを見ていた限り、E3ゼッケンは少なくとも3人いた。そのため、ここで千切れたら3位以内は絶望的になると分かっていたけれど、きつすぎて集団最後尾に付き位置すらもできなかった。その後は一緒に千切れた人たちとローテ回そうとするもペースが合わず、やむなく単独走。

(後で確認したら、実際に先頭集団にいたのは4人でした。ゼッケン716,707,699は認識してたけど、696は見落としていたらしい。)

・16㎞~

E3の選手が1人脇で止まっていて抜いたので、もしかして自分がE3の3番手か?と再び希望を抱く。(実際は、前述の通り4番手) 昇格の希望をつなぐため後ろの選手を注視しながらE3順位をキープ。

・17㎞~

残り3㎞切ったくらいでふくらはぎがピリっときてつりそうになる。ドリンク飲んでなんとか耐え。普段めったに足つらない人間なんですけどね。水分少し足りていなかったかもしれない。

この辺りまでの50分の平均パワーが、先週の柳沢峠TT(44分)とほぼ同じだったので、自分比較ではペースはかなり良いほう。千切れたのは周りが速すぎるだけ。

・ラスト

E3オープン参加の選手とラストで一緒になったけど、昇格順位に関係なかったのでスプリントしないでフィニッシュ。(事実はきつすぎてスプリントできず。)

 

○レース後の反省

調子に関して言えば、今回は非常に脚が軽く(珍しく大腿四頭筋がレース後に筋肉痛にならなかった)、心拍もかなり上がってくれた。経験上ヒルクラ中ずっとbpm180前後キープできることなんてほとんどないので調子はかなり良かった。ただ、呼吸がマジでキツかった。後半まで心拍を高くキープできて脚も残っていたのに、肺だけが限界を超えていた。昨年は設けていた標高1500m超で練習メニューをやる週を今年も設ける必要があったかもしれない。

走行データ

展開については、結果から考えると、スタート後10㎞の区間で集団前方をキープする必要はなかったのかなと思う。

配信見直したら、尊敬する兄貴は、最初からずっと集団後方にいて最終的に僕より1分以上前でゴールしてた。JPTを見ても、優勝のマンセボ選手が先頭に出ている瞬間は配信に映ってる限り全くなく、ずっと集団内にいて最終盤にアタックかけて単独で抜け出してた。

赤城山に限って言えば集団前方で足を使うのは賢くないのかも。

ただ、E3選手が先頭集団の前方に2,3人はいる状況で集団後方に留まることは僕にはできなかった。ペースが上がって大きめの中切れが起こるのが怖かったし、それを埋める自信もなかったので。この辺はどうするのが良いのかよく分からん。

学連ヒルクライムの場合は集団前方が大正義なんですが。

 

〇感想

レース後の心情は、3位以内を狙ってたのもあって正直複雑でした。

21年10月のおんたけHCの時、クラス3で、ゴールした時に3位には入ってるでしょうと思い込んでいて、いざリザルトを確認してみたら4位で入賞を逃してしまった。同年11月の大島HCでは総合4位で、またしてもトップ3に入れず。そういえば20年11月のおんたけHCの時も、クラス3で6位で、順位一つの差でクラス2昇格ラインに届かず。

そして今回も4位で、一つ違いで昇格できず。

今回も昨年のおんたけHCの時と全く同じ負け方。

そして何度も味わったこのギリギリ届かない感じ、もう勘弁してくれ… まぁたぶん私こういう人間なんでしょうけどね。昇格できなかったとはいえ、JET唯一の山梨県勢として少しだけ存在感を出せたのかな?とは思いますし。また切り替えて頑張っていくしかありません。

 

来週のあざみラインHCが中止でなければ昇格できたなぁとは思いますが、そんなこと言っても仕方ないでしょう。まぁ一応、一年ぶりにあざみラインタイムアタックでもしておこうかな?

今年の学連おんたけヒルクライムは中止でしょうから、今は、今後のレース何に出ようかなぁと迷っているところです。

あと、ようやく2週間我慢してたZwiftレースに出られるので、非常に楽しみです。

 

○その他

・シフトワイヤーはレース前にちゃんとチェックしときましょう。シフトワイヤーって忘れた頃に切れますよね。マジでレース中じゃなくて良かった。エントリー19000円がチャラになるとこでした。

・ラスト2㎞で一般のエキスパートの先頭に抜かれた。速すぎて草

・コース脇に残り距離の看板はあってほしかった。

・一般参加者に混ざって下山したけれど、長すぎて疲れたし、握力もかなり低下した。急に後ろから抜いてきたり左折時に右に膨らんだりする人がいて危ない走りするなーとは思った。あと、周りの一般の人を見た感じディスクロード全然いなくて少し驚いた。

・表彰式開始2分前にギリギリで下り切ってなんとか表彰に間に合った。登りの時間より下りの時間のほうが長いってどゆこと?笑

・頂上の反対側下ってる時にマンセボ選手とすれ違って本物や!ってなった。そんで表彰式の時も目の前に座っててまた本物や!ってなった。46歳で富士ヒル優勝者と乗鞍優勝者をぶっちぎって優勝、しかも群馬三連戦で二日続けて3位入賞からの三日目での優勝。すごすぎる笑 ランス、イヴァン・バッソの時のツールで総合4位を経験したレジェンド選手、世界が違いすぎてもう想像がつきません。よく日本で走ってくれてますよね。

 

 

○終わりに

今回は監督がいなかったら成り立ちませんでした。結局レース以外のこまごまとしたことを全て押し付けてしまいました。本当に助かりました。おかげで自分のことだけ考えてレースに集中できました。本当にありがとうございました。